ファミリー物件は主に複数の家族で暮らせる2LDKや3LDKといった面積の広い物件を指すことが多く、不動産投資の対象としても人気が出てきています。それには理由があり、ひとつはワンルームなどと比べて中古の物件数が豊富で、たくさんの物件から選ぶことが可能であるということ。そしてもうひとつは、ワンルームタイプは供給過多によって賃料下落を起こしており、需給調整の面で時間がかかりそうな状況にあるからです。
これまではマンションの区分所有投資は価額の安価性と投資利回りの高さから、新築よりも中古、その中古の中でもファミリー物件よりもワンルームタイプが投資家に好まれる傾向にありました。しかし、ワンルームタイプはすでにファンドなどによって過剰に供給されているため需給が悪化し、空室率が上昇しています。その結果、賃料下落を起こしていることから、これまでは不動産投資の中で低利回りのために敬遠されてきたファミリー物件の中古マンション投資が見直されているというわけです。
ワンルームマンションは住むために買う人がほぼいないため、利回り計算する投資家にしか売れず、ファミリー物件は住むために買う人がいるので高く売れるチャンスがあります。そのことからワンルームマンションよりもファミリー物件のマンションを優先するという不動産投資家も多くいます。収益物件をお探しであればファミリー物件に注目してみてはいかがでしょうか。